ホタル観賞会2025@市川市大町公園|手持ち撮影奮闘記

市川市大町公園で開催されたホタル観賞会2025に、“手持ち撮影”で挑戦してきました。
三脚禁止の中、手ブレ・ピンボケ・露出不適という三重苦を乗り越えべく石になって粘り、幻想的な光を記録しました(笑)。
定年退職後初めての夏、平日に出かけた静かな一夜の記録です。


はじめに:静かな光に会いに

今年は定年退職して初めての夏。
7月17日木曜日、平日にホタル観賞に出かけるなんて、会社勤めの頃は考えもしませんでした。
自宅近くの北総線・矢切駅から大町駅へ向かう途中、久しぶりに通勤ラッシュに遭遇。
あの混雑を抜けて、夕方の涼しい空気の中を歩いていると、なんだか時間の流れが変わったような気がしました。

そんなわけで、市川市の大町自然観察園へホタルを見に行ってきました。
毎年この時期に開催されるホタル観賞会は、人工の灯りがほとんどない静かな環境で、ホタルの光をじっくり楽しめる貴重な機会です。


ホタル観賞会の案内

📰 市川市動植物園の公式案内ページ
📣 市川にゅ~すさんのXポスト


アクセス:北総線・大町駅から公園入口まで

北総線・大町駅から公園入口までは徒歩数分。
夕暮れの道を歩きながら、ホタルとの再会を楽しみに向かいました。

📍 Strava記録:大町駅から公園入口まで


撮影スタイル:三脚禁止の中で“二脚”という選択

この観賞会では三脚の使用が禁止されています。
一脚は明確に禁止されてはいないのですが、通路は人が二列で歩ける程度の幅しかなく、実質的には場所を取るのが難しい状況です。

そこで僕が使っているのが“二脚”スタイル。
つまり、自分の両足で立ったまま、石になったようにじっと構えて撮る方法です。三脚も一脚も使えないなら、自分が脚になるしかない──そんな気持ちで名付けました。

とはいえ、“二脚”撮影はなかなかの三重苦。
手ブレ、ピンボケ、露出不適──ホタル観賞会ではありがちな苦労が、しっかり全部乗ってきます。
それでも、じっと構えて、光がふわりと目の前を通る瞬間を待つ時間は、なかなか悪くないものです。


撮影と補正:ホタルの光を浮かび上がらせる

📷 補正前のオリジナル写真

補正前のホタル光跡

補正前のオリジナル。現地の暗さやセンサーの特性がそのまま写っています。

補正後の写真

“二脚”で粘って撮った一枚。ホタルがちょうど目の前を通ってくれました。
強引な暗所撮影のためか、右側が不自然に赤くなっています。

撮影後の補正には、無料で使える画像ビューア「XnView MP」を活用しています。
色味や明るさの調整、トリミングなど、夜景撮影の仕上げにちょうどいい機能が揃っています。
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園内での滞在と移動

公園に入ったのは19時10分頃。閉園時間ギリギリの20時30分近くまで、ほとんど動かずに撮影していました。
Stravaの記録では約34分の移動となっていますが、実際には“石になる”時間が大半でした。

📍 Strava記録:自然観察園でのホタル観賞


通路とホタルの飛翔領域

赤みが残ってしまった写真ですが、通路とホタルの飛翔領域の関係を示すにはちょうどよい一枚です。
ホタルは通路から少し離れた暗い場所を好んで飛んでいるようで、光の分布にもその傾向が見られます。

ホタルの光跡と園内の通路

赤みは不自然ですが、通路とホタルの飛翔領域の関係がよくわかる一枚です。


雰囲気重視の一枚:静かな時間の記録

ピンボケではありますが、ホタルの光がふわりと浮かぶように写った一枚。
完璧ではないけれど、現地の空気とホタルの気配が写っている気がします。

ピンボケ幻想的な一枚?

暗闇の中に、静かに浮かぶ光の粒。夜の森に漂うホタルの気配。


二脚で撮った一夜の記録

以下は、当夜に撮影したその他の写真です。
“二脚”スタイルでじっと構えながら、ホタルの光を追いかけた記録の断片です。


おわりに:静かな感動を記録に

今年も静かな感動をもらいました。
ホタルの光は、写真よりも記憶に残るものかもしれません。
“二脚”撮影の記録として、2025年の一夜をこうして残せたことが、何よりの収穫です。


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