紙敷みなみの森@千葉県松戸市

10/7火曜日、松戸市にある民有林「紙敷みなみの森」でボランティアの実地体験に参加してきました。北総線の松飛台駅から徒歩5分ほどの場所にある、線路と住宅街に囲まれた貴重な緑地です。


最寄りの北総線 松飛台駅南口

当日は約束の時間まで余裕があったので、最寄りの松飛台駅に立ち寄りました。偶然ですが、駅の駐輪場では自転車に乗ったお相撲さんを見かけました。近隣にある佐渡ヶ嶽部屋の方でしょうか、地域ならではの面白い光景でした。


正直に言うと、作業自体は地味で、慣れないこともあり体力を使うものでした。でも、この森が抱えるドラマや、活動の裏側にある「未来への希望」を知ることができ、非常に貴重な体験になったのでレポートします。


線路に沿った森のロケーション

北総線線路を松飛台駅から東松戸駅へ眺める 左手が紙敷みなみの森、右手が紙敷石みやの森

改めて森の場所ですが、松飛台駅と東松戸駅の間、北総線の線路沿いにあります。松飛台駅から東松駅に向かって線路の左手(南側)が今回活動した「紙敷みなみの森」、右手(北側)が「紙敷石みやの森」です。

森の入り口は、松飛台駅から向かった道路に面しています。

ここは私有林(民有林)で、普段は立ち入り禁止。ボランティア活動日のみ入ることができます。
スムーズに参加するためには事前連絡したほうがよろしいでしょう。
お問い合わせ先はこちら


衝撃の事実!裏手の竹林は一度死んだ

森に入ると、最初にボランティア団体「みなみの森の会」の方から1時間かけて案内していただきました。そこで知ったのが、この森の衝撃的な過去です。

入口近くは、孟宗竹の立派な竹林モミジなどの広葉樹が混在し、生命力に溢れています。実際、紅葉は森の自慢だそうです。

入口ちかくの孟宗竹林と紅葉の頃が楽しみなモミジ

ところが、その奥にあった淡竹(ハチク)の林が数年前に一斉開花して全て枯れてしまったのです。竹は120年位に一度開花すると枯れてしまうため、裏手の竹林は大量の枯れ竹で覆われ、「一度死んだ森」となっていました(公式ホームページ:120年に一度の竹の開花)。

淡竹の枯れ木と芽吹く穂

枯れた淡竹(ハチク)と、その根元から力強く芽吹く穂の様子です。この淡竹を含む竹は、稲と同じイネ科だということも、今回初めて知りました。

現在は、2020年頃から増えたボランティアの方々が中心となり、枯れ竹の処理を進め、新たな広葉樹を植える「森の新生」を目指しています。再生しつつある森の様子は、様々な学びがありました。

森の案内で学んだ豆知識

地道な保全活動の中でも、自然の面白さを発見できるのが里山ボランティアの魅力です。案内中に教えてもらったことや、見つけたものをいくつかご紹介します。

  • 写真左上:森で見つけた丸々と太ったジョロウグモ。餌が豊富な証拠でしょうか。近くの畑では益虫として活躍しているそうです。
  • 写真右上:竹と笹の見分け方。節に葉っぱが付いているのが笹で、付いていないのが竹だそうです。
  • 写真下:森で見つけた、手のひらよりも大きかった巨大なキノコ。残念ながら食べられない種類だそうです。通路状に草が生えているところは、北総線開削工事用通路跡とのことです。

「地味」で「重要」な草刈り作業

森の案内が終わった後、いよいよ実地体験です。

私が担当したのは、北総線との境界線にあたる壁(淵)の雑草取りでした。

北総線との境界の壁わきの草刈り機で刈りきれない草木


大きな雑草は草刈り機で刈りますが、私たちが手伝ったのは、その後に残る細かい草木を鎌や手で丁寧に取り除く「仕上げ」の作業でした。

涼しくなったとはいえ、しゃがみこんで黙々と草を抜き続ける作業は、派手さとは無縁の地道な作業です。

里山保全とは、美しい自然に囲まれた楽しい作業だけではなく、こうした地道で単調、そして体力を使う作業も必要だと実感しました。ちなみにボランティアの皆様は、マイペースで各々の作業をこなされていました。

この地道な作業の先に、この森が目指す希望があります。

地道な作業で守り、育んでいるのは、既に植えられているモミジが鮮やかに彩る森の姿(公式HP動画)です。地道な草刈りや整備は、この森の自慢である紅葉を支え、竹の枯死から立ち直る「森の新生」を助ける、不可欠な一歩なのです。

慣れていなかったこともあり作業自体は大変でしたが、地域の緑を守る活動の重要性、そして将来、さらにどんなに美しい森になるだろうという希望を感じることができ、貴重な体験になりました。

今年の秋、紙敷みなみの森の紅葉がどれほど鮮やかになるか、今からとても楽しみです。こうした市民の地道な努力で守られている森があることに、感謝を込めてレポートを締めくくります。


終わりに:松戸市の緑を守る活動を応援しませんか?

今回体験した「紙敷みなみの森」のような民有林の保全活動は、松戸市も「松戸の里やま保全活動」として支援しています。

個人の力では限界のある里山保全を、行政と市民団体が連携して支えているのです。

この活動をさらに力強く応援するため、松戸市へのふるさと納税を通じて、緑豊かな街づくりに貢献することができます。

あなたの支援が、私たちの街の貴重な自然と、未来の美しい紅葉を守る力になります。

ぜひ、松戸市へのふるさと納税で、地道な活動を応援していただけたら嬉しいです。

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【この記事で紹介した場所】 紙敷みなみの森

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