柏ビレジ水辺公園@千葉県柏市
25年越しの伏線回収。柏たなか駅から自転車で訪ねる「柏ビレジ水辺公園」の40年
記憶の中の「東急柏ビレジ」
25年ほど前、私は柏市の住民でした。当時、柏駅の西口バスターミナルで頻繁に見かけていたのが「東急柏ビレジ」行きのバスです。バスの行先表示を眺めながら、「どんな所なんだろう」とぼんやり思っていました。
しかし、市内に住んでいながら、とうとうその地を踏むことはないまま月日が流れました。
地図上で繋がった「点」と「点」
4月上旬、TX(つくばエクスプレス)の柏たなか駅から、あけぼの山農業公園を目指すサイクリングを計画していました。ルートを検討しようと地図を開いたとき、ふと目に止まったのが「柏ビレジ水辺公園」という文字でした。
25年前の記憶が、現在のサイクリングルートと鮮やかにリンクしました。「そうだ、あの場所へ行ってみよう」 、“25年越し“の通過ポイントができました。
住宅街の境界線に立つ
柏たなか駅から土地勘のない道を迷いながら自転車を走らせること20分。1980年代のバブル期に東急不動産によって造成されたという住宅街=柏ビレジ地区が現れます。
あの日、柏駅で見送っていたバスの終着点。かつては「遠いどこか」だった場所が、今、自分の自転車のすぐ横にあります。
吸い寄せられる「森」の入り口
公園に足を踏み入れた瞬間、空気が変わりました。
当初は、あけぼの山へ向かう途中の軽い休憩のつもりでした。しかし、天を突くようにそびえるラクウショウ(落羽松)の林と、その間から漏れる春の光を目にした時、私は吸い寄せられるように公園の奥へと進んでいきました。
桜よりも目を奪う「地の記憶」
池のほとりに辿り着いて驚きました。そこに広がっていたのは、単なる「住宅地の池」ではありません。
4月上旬、対岸には見事な桜が咲き誇っていました。しかし、私の目を最も強く惹きつけたのは、足元から無数に突き出した奇妙な突起物——ラクウショウ(落羽松)の「呼吸根(こきゅうこん)」でした。
この池は、かつての利根川が蛇行して残した「三日月湖」の名残かもしれません。北米原産の外来種であるラクウショウが、バブル期の植栽から40年という歳月をかけて、湿地の地中で酸素を求めてニョキニョキと膝のような根を突き出してきたのです。
コンクリートの柵を飲み込まんばかりのその造形は、40年という歳月が、人工物と自然の境界を曖昧にしていった証のように見えました。
「何もしない」という贅沢な時間
当初は「ちょっと立ち寄る」つもりだったはずが、気づけばベンチに座り、何をするでもなく1時間ほど居座ってしまいました。
流れる雲を眺め、風に揺れる水面を見つめる。スマホを触ることも忘れ、ただこの異国のような静謐な空気に身を浸す。25年という時間を経てようやく辿り着いたこの場所は、それだけの時間を費やす価値のある、穏やかな「終着点」でした。
40年の歳月を辞して
私は隣の松戸市の住民ですが、柏ビレジ水辺公園のように、知っているようで知らない「奥行き」がこのエリアにはまだまだ隠されているように思いました。
もしあなたが柏市民であっても、あるいは近隣に住んでいても。「東急柏ビレジ」という名前に見覚えがあるなら、一度足を運んでみてはどうでしょうか。 バブル期からの40年の歳月が醸成した、少し不思議で、驚くほど静かな風景が、そこには待っています。
最寄り駅はつくばエクスプレスの柏たなか駅ですが、最寄りバス停である東急柏ビレジへは、隣の柏の葉キャンパス駅東口 東武セントラル柏10系統、JR常磐線の柏駅西口発・北柏駅入口バス停(北口)経由の同柏14系統が便利です。
この公園を維持するためにも、柏市をふるさと納税で応援したいと思います。ついでにこのブログも応援したいただけるとトッテモウレシイですw。
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