坂川の水源(一応)@千葉県流山市
大堀川から坂川へ。地下を貫く「水の道」豊四季シールドを辿る
導入
前回の記事では、大堀川の自然な水源を訪ねて流山市駒木周辺を歩きました。しかし、このエリアの水の物語には、もう一つの重要な側面があります。それは、利根川の水を都心近郊の河川へと送り込む巨大なインフラ、「北千葉導水路」の存在です。
今回は、大堀川から分かれ、地下を通って松戸を流れる坂川へと至る「もう一つの水源」を追いかけてみました。
1. 分水点、大堀川注水施設
まず向かったのは、大堀川調整池の下流、新駒木橋のすぐ近くにある「大堀川注水施設」です。
ここでは利根川から運ばれてきた水が、轟音とともに大堀川へと注がれています。白く泡立ちながら手賀沼方面へと流れていく水の勢いは圧巻で、この川の流量がいかに人工的に管理されているかを肌で感じることができます。
しかし、ここで注がれるのは運ばれてきた水の一部に過ぎません。施設の看板(IMGP1071)を確認すると、残りの水はここから「豊四季シールド」と呼ばれる地下トンネルへと入り、さらに先へと運ばれていくことが記されています。
ここから大堀川と、地下の豊四季シールドへ水が分かれていく仕組みが詳しく解説されている
2. 坂川の水源地(?)=野々下公園へ
ここは流山市と柏市の市境が入り組んでいます。大堀川注水施設近くの新駒木新橋から柏市の豊四季駅周辺を越え、流山市の野々下公園へと向かいました。このルートは、地下を通る豊四季シールドのほぼ真上に位置すします。
公園の北側には、実際にトンネルを掘り進めた際に使われたシールドマシンのセグメント(実物大)が展示されています。
管径約5mという巨大なリングを目の当たりにすると、足元にこれほど壮大な水の回廊が眠っている事実に圧倒されます。さらに、この地下を流れる水の一部は、公園内でポンプアップされ「湧き水」として活用されていました。
3. 坂川の「人工の水源」
そして、この旅のハイライトが野々下公園に隣接する坂川の放水口です。
大堀川注水施設で地下に潜った水が、再び地上へと姿を現す場所。緑豊かな護岸の合間から、勢いよく坂川へと流れ落ちる滝のような放水口を確認しました。
ここから流れ出した水は、流山市を抜け、私の住む松戸市へと流れ込み、最終的には江戸川へと注がれます。
結び
自然な湧水から始まる大堀川と、巨大なシールドトンネルによって支えられる坂川。
両方の水源(あるいは起点)を同じ日に辿ることで、普段何気なく眺めている川の流れが、実は緻密に設計された巨大なネットワークの一部であることを再発見した一日でした。流山市と柏市の入り組んだ境界線を越え、愛車のe-bikeでこの「水の繋がり」をなぞる時間は、地図上の線が立体的な物語として繋がっていくような、格別の楽しさがありました。
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このうたい文句には、ちょっとツッコミを入れたくなる松戸市民ですw。
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