再開発前にぜひ一度、サイゼリヤの原点@市川市本八幡
以前、写真家・Shunさんの個展会場として使われた際にお邪魔した「サイゼリヤ1号店記念館」。 普段は非公開の教育施設ですが、本八幡駅北口の再開発事業に伴い、将来的な取り壊しの可能性が報じられています。
2026年の一般公開は年内わずか6回。残り少ない貴重な機会ということで、久々に現地へ足を運んできました。
整理券をもらって1時間待ち!蒸し暑い街をうろうろ…
現地に到着すると、出入り口で見学時間の指定された整理券(見学割り当て票)が手渡されました。 休日ということもあり、案内されたのはなんと「1時間後」。
サイゼリヤ一号店記念館の入ってる建物の向こうに京成八幡駅近くのビルが見えます。これらは松戸ビル20階からも見えました。
待ち時間を活用しようと、まずは発祥店舗の役割を果たしている近くの「本八幡北口パティオ店」へ向かいました。休日の店内は混雑していたため中での飲食は断念しましたが、お店の外に掲示されている歴史写真や年表を改めて見学。このお店については、この記事もご覧ください。
その後は涼める喫茶店を探したものの、どこも満席……。蒸し暑い気候の中、本八幡の街をあてもなくうろうろと歩き回る羽目になり、見学前に少々難儀しました(笑)。
交代待ちの列で眺めた建物の裏側と、約10分間の濃密な見学
指定の時間が近づき、建物の前で前の回の方との交代待ちの列に並びます。 並んでいる最中、ふと見上げた1号店が入る建物の裏側。古き良き昭和の面影を残す佇まいに、これから入る空間への期待が高まります。
いよいよ時間になり、緑のアーチが目印の階段を上って店内へ。 見学枠は1組あたり約10分間と限られているため、集中して館内を巡ります。
現在の広々としたサイゼリヤからは想像もつかない、テーブル約10卓ほどの狭くアットホームな空間が広がっています。まさに「街の小さな洋食屋さん」そのものです。
キッチン(厨房)内部にも入ることができました。大人二人がすれ違えないほど細い通路です。
ここで特に印象に残ったのが、実際に使われていたという「大きなフライパン」。 手に持たせてもらうと、ズッシリとした圧倒的な重量感!「当時のスタッフは、この重いフライパンを振って何杯もの料理を作り続けていたのか……」と、そのタフさと職人技にただただ驚かされました。
ドリアは無し、初期メニューにあった「おしんこ」!?
歴代メニューの展示コーナーも実に興味深い発見がありました。 創業当時のメニューには、今や代名詞である「ミラノ風ドリア」はなく、ポークカレー(150円)などが並んでいます。
そして驚いたのが、初期メニューの中に「おしんこ」の文字があったこと!
洋食レストランの原点に和風の小鉢があったというギャップは、歴史を感じさせる楽しい発見でした。ちなみにミラノ風ドリアは、のちに賄い料理から生まれたそうです。
見学整理券の裏で知った真実――自社保存ではなく「有志の情熱」
今回、現地で最も驚き、胸を打たれた出来事がありました。
見学整理券の裏面や館内の展示物を見て初めて気づいたのですが、この1号店記念館を20年以上にわたって保存・維持してきたのは、サイゼリヤ自社ではなく一般社団法人「千葉県中小企業家同友会」の会員有志の皆さんだったのです。
ホームページや過去の案内にもしっかり書かれていたのですが、恥ずかしながらすっかり見落としていました……。 企業の文化遺産とも言える場所が、熱心なファンや地域の中小企業家のボランティアによって守られ、こうして一般公開まで行われているという事実。その情熱とご苦労には頭が下がる思いです。
おわりに
再開発計画が進む本八幡。この1号店記念館がいつまでこの姿をとどめていられるかは分かりません。
2026年の公開日も、残すところあとわずか(次回は9月19日、11月21日等の予定)。 全国のサイゼリヤファンの皆さん、そして街の歴史に興味がある方は、この「原点の記憶」が残っているうちにぜひ足を運んでみてください。関連情報を下記にまとめております。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
ついでに↓もクリックしてくださるとウレシイです。
楽天トラベル
1時間2円から、国内最速・高性能レンタルサーバー【ConoHa WING】
|
